コロナ時代のソーシャル動画トレンド調査
最終更新日 2022年8月19日
株式会社エビリー(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:中川恵介)は、運営するYouTubeデータベース・分析ツール「kamui tracker」(カムイトラッカー)を用い、新型コロナウイルスの影響によるYouTube上でのトレンドを調査しました。
新型コロナウイルスの影響が拡大する中、各自治体から外出自粛の要請が出ています。
これを受けてYouTube上でも、外出自粛を呼びかける動画や家でできることを紹介する動画が増えており、「うちで過ごそう」「StayHome」「家で一緒にやってみよう」などのキーワードがトレンドとなっています。
今回、これらのキーワードが含まれる日別の動画本数を調査しました。
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<調査方法>
・日本国内のチャンネル登録者数1,000人以上のYouTubeチャンネルを対象とした
・「うちで過ごそう」「StayHome」「家で一緒にやってみよう」のいずれかのキーワードが動画タイトルまたはタグに含まれている動画の本数を日別に集計した
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調査からは、3月27日(金)頃から動画本数が急増し、4月3日(金)にはさらに増加していることがわかります。
以下、時系列順に主な出来事を記載いたします(視聴回数は4月5日(日)時点)。
3月27日(金)
❏小池東京都知事の記者会見
小池都知事が記者会見で、「不要不急の外出自粛」を強く呼びかけました。
この影響もあって「外出自粛」がより強く意識されるようになり、YouTube上でもそういったメッセージを打ち出す動画が急増し始めました。
❏YouTube Japan 公式チャンネルの呼びかけ
YouTube Japan 公式チャンネルが「#家で一緒にやってみよう」という動画を出し、このテーマで作られた動画を再生リストで多数紹介しています。
視聴回数は約780万回となっています。
3月28日(土)
❏HIKAKINさんの若者へ向けた動画
HIKAKINさんが「若いみんなへ、ヒカキンより。」という動画の中で、若者へ外出自粛を促しました。
この動画はSNS上で大きな話題になり、新聞にも取り上げられるなど反響を呼びました。
視聴回数は約510万回となっています。
ちなみにHIKAKINさんはその後も、「店員さんに優しくしてあげよう。」「#うちで過ごそう」(HikakinBlog)などの動画を出しています。
❏渡辺直美さんの「一緒にディナーしよ」
渡辺直美さんが、3/28(土)から4回(執筆時点)にわたり「一緒にディナーしよ」というライブ配信をしています。
家から出られないと寂しくなるものですが、渡辺直美さんのキャラクターで楽しくなってしまうようなライブ配信です。
4動画とも視聴回数は100万回を超えています。
4月1日(水)
❏江頭2:50さんが熱く訴えかける動画
芸人の江頭2:50さんが、普段と打って変わって真面目な口調で外出自粛を訴えかける動画を出しました。
コメント欄も共感や称賛の声が多数寄せられています。
視聴回数は約191万回となっています。
4月3日(金)
週末を控え、再び外出自粛を呼びかける声が高まっています。
YouTube上でも3つのキーワードを含む動画数が急増し、今後もさらに増加していくと考えられます。
まとめ
今回の調査からは、YouTube上の動画は世の中の流れをいち早く映し出すものであるということがわかりました。
3つのキーワードを含んでいない動画でも、多くのYouTuberが同様のメッセージを含む動画を投稿しています。
企業のプロモーション活動においても、こういった世の中の流れを汲んだ取り組みが求められます。
kamui trackerについて
kamui trackerは、国内最大級のYouTubeデータベース・分析ツールです。
YouTuberタイアップ、YouTubeチャンネル育成に活用いただいています。
このデータと知見を活かし、YouTuberのキャスティングやチャンネルコンサルティングなどのサービスも提供しています。
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