【採用動画|成功事例3選】YouTube活用で採用母集団10倍・内定辞退率30%改善
最終更新日 2024年2月28日
採用動画の活用方法について、明確なイメージを持てていない方は多いでしょう。
採用動画は、企業説明会や採用ページでの使用に限らず、YouTubeでも効果的に活用できます。
企業がYouTubeを用いて、求職者の応募数を増やしたり、内定辞退率を大きく改善した事例など、
本記事では、YouTubeを利用して採用課題を解決した企業の事例を紹介します。
目次
- 85%以上の人が採用動画を参考にして不安を解消しようとしている
- YouTubeを活用して採用母集団形成と内定辞退率の改善に成功
・採用母集団形成にはYouTube広告とタイアップ
・内定辞退率の改善にはYouTubeのチャンネル運用 - 採用でのYouTube活用事例を3つ紹介
- まとめ
85%以上の人が採用動画を参考にして不安を解消しようとしている
内定辞退をする求職者は企業に対して何らかの不安を抱えていることが考えられます。
学生が知りたいのに知ることができなかった項目として「社内の人間関係」「社風・企業文化」「具体的な仕事内容」が挙げられています。
一方で、企業は採用ページや企業説明会などを通して、これらの情報を伝えています。
このようなギャップにより、求職者は企業で働くことに不安を感じて、応募を避けたり、内定を辞退しているのです。
このギャップが発生している理由は、「社内の人間関係」「社風・企業文化」「具体的な仕事内容」といった内容はイメージなので、数字や文字で表現するのが難しいためです。
そのため、採用サイトや企業説明会で伝えているのに関わらず、求職者に伝わっていません。
数字や文字で表現するのが難しい働いている人や職場の雰囲気を伝える手段として、動きのある映像や音で表現できる動画が適しています。
そして、2022年に行われた株式会社moovyの調査では、学生の85%以上が採用動画を参考にしていることが分かっています。
このことから求職者は採用ページや求人媒体に掲載されている文章や写真から知ることができなかった情報を得るために、採用動画を見ていると考えられます。
そのような背景もあり、半数以上の企業がYouTubeを活用しています。
YouTubeを活用して採用母集団形成と内定辞退率の改善に成功
主な活用方法としては、YouTube広告やタイアップ、自社チャンネル運用などがあります。
YouTube広告やタイアップは、認知の獲得や採用母集団の形成につながります。また、企業理解につながる情報を伝える自社チャンネルを運営することで、応募のきっかけづくりや内定辞退の阻止が期待できます。
それぞれの活用方法について詳しく紹介します。
採用母集団形成にはYouTube広告とタイアップ
採用母集団形成は、企業のことをまだ知らない潜在層に対し、認知や興味を得る必要があり、YouTube広告やタイアップが適しています。
YouTube広告
YouTube広告とは動画が始まる前に再生される広告です。イメージとしては映画が上映される前に流れる宣伝告知のようなものです。
YouTube広告は採用母集団形成に適しています。その理由は、YouTubeは他のSNSに比べて圧倒的にユーザー数が多く、Googleのデータを使った柔軟なターゲティングが可能だからです。
また、ユーザーが動画をしっかり見た場合に課金される仕組みとなっているので、動画が全く見られていないのにも関わらず、予算を消費するといったことはありません。
タイアップ
タイアップとはYouTuberなど、自社のターゲットに近い視聴者がいるYouTubeチャンネルに協力してもらう方法です。
自社ターゲットと親和性の高いYouTubeチャンネルとタイアップすることで、より良い認知や興味を得られます。
内定辞退率の改善にはYouTubeのチャンネル運用
求職者が内定を辞退する理由は前述の通り、知りたい情報を知れずに不安になるからです。
その不足している情報を補うためにYouTubeのチャンネル運用が適しています。
YouTube広告やタイアップで企業に興味をもった求職者に対して、チャンネル内の動画を回遊してもらうことで、企業に対する理解を深められます。
そうして、ミスマッチや選考、内定辞退率を改善できるのです。
採用でのYouTube活用事例を3つ紹介
続いて、採用活動の一環としてYouTubeを活用し、採用母集団形成もしくは内定辞退率の改善に成功した事例を3つ紹介します。
内定辞退率が50%から35%へ減少
介護業界でYouTube広告とチャンネル運用を行い、採用母集団形成の改善と内定辞退率を50%から35%へ減少させました。
介護業界で上場し、施設数の拡大を狙いとして採用を行っており、1施設あたり60〜70名の採用が必要でした。しかし、介護業界は激務・低給与・休暇の取りにくさといったネガティブなイメージが強く、採用母集団形成と内定辞退率の両方に大きな課題感を抱えていました。
そこで「施設紹介」「社員インタビュー・座談会」「1日密着」といった内容の動画を制作。
実際に働く場所や社員の様子を動画で見せることによって、介護業界の激務・低給与・休暇の取りにくさなどのネガティブなイメージの払拭が目的です。
YouTube広告を活用し、採用サイトへの遷移を促しました。その結果、YouTubeから採用サイトへの遷移が550回以上/月となり、応募数の増加に成功。
求職者とのコミュニケーションの際に動画を共有し、企業理解を促進することで、内定辞退率も改善できました。
ターゲットの大学生のリーチが10倍に増加
コンサルティング業界の企業でYouTube広告を活用し、ターゲットの大学生のリーチ数が10倍に増えました。
ナビサイトからの応募数に限界を感じており、特に企業認知の拡大を必要としておりました。
企業の認知向上のために、理系および土木関連の学部学生に対してYouTube広告を展開。
広告動画は途中でスキップできるので、なるべく長く見てもらう工夫が必要です。
そこで、広告動画が再生された時に、見ている人を惹きつけ、採用ページへの遷移を促す独自のフレームワークを戦略的に組み合わせて、これまで接触が難しかった学生からの応募も獲得できました。
ターゲットのニーズを理解し、広告として再生された時に最後まで見てもらえる動画制作が重要です。
タイアップで理系人材からの応募を獲得
ニッチな業界・業種でタイアップを行うことでターゲットからの応募を獲得しています。
インフラメンテナンス事業というニッチな業界・業種から毎年のように採用母集団形成で悩んでおり、特に理系人材獲得に苦戦していました。
そこで理系の大学生から人気を博している理系人気YouTuberとタイアップを行いました。
企業案件として企業紹介するのではなく、YouTuberが普段行っている企画の一環として撮影しました。
そうすることで売り込み感を緩和させつつ、視聴者は最後まで楽しみながら見ることができます。
動画は企業側ではなく、YouTuber側のチャンネルで公開しました。
すでに多くのチャンネル登録者がいる状態なので、一定の再生回数を担保可能です。
その結果、学生や大学教授から多くの反響を得ることができました。
実際にYouTube経由で採用面談を受けに来てくれた学生も獲得しています。
人気YouTuberなら誰でもいいわけではなく、企業が採用したいターゲットがよく見ており、YouTuberが普段投稿している内容を元に企業の認知獲得につながる動画を作れるかどうかが判断基準です。
まとめ
応募数や内定辞退率に課題を抱える企業が多く、その原因は求職者が知りたいのに知れないギャップが発生しているためです。
その情報を得るために85%以上の学生が採用動画を見ていることが分かっています。
そのため、採用動画のYouTube広告出稿や、親和性の高いYouTuberとのタイアップ、企業理解につながる自社チャンネル運用が、応募数や内定辞退率の改善につながります。
また、採用したいターゲットを理解し、最後まで見てもらうための工夫をした動画を制作することが重要です。
採用動画の制作や、採用母集団形成のYouTuberタイアップ、内定辞退率の改善、広告戦略などのご相談はエビリーへ
株式会社エビリーでは、採用動画の制作だけでなく、自社サービスであるYouTubeデータベース「kamui tracker(カムイトラッカー)」を活用し、採用母集団形成のためのYouTuberタイアップや広告配信を行っております。
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